2020年10月07日

顕微鏡映像を広い視野で撮影する方法

・顕微鏡観察は視野が丸く狭い

 

顕微鏡の接眼レンズから裸眼で観察した場合の視野は、丸い視野になります。

  顕微鏡の裸眼観察の視野
   

 

 

カメラの解像度を有効に使うためには、この視野の内側をカメラの視野で切り取る形になります。

 

 

 

 

<視野の内側をカメラ視野で切り取る方法>

 

1/2インチカメラと0.45倍リレーレンズをセットします。
その場合、右図下の視野になります。

0.45倍のリレーレンズをセットすることで、画像の四隅にケラレ(影)が発生しないようにしております。

  0.45倍リレーレンズ

 

ただし、この方法では、裸眼観察と比較して拡大された映像になってしまいます。

 

 

 

 

・広い視野で撮影する方法

 

カメラの解像度を犠牲にしても裸眼の視野に近づけたい場合、センササイズの大きなカメラ(1/2インチ~1インチ程度)に倍率の低いリレーレンズを付ける方法があります。

 

×0.37のリレーレンズを使用して、ご紹介します。

  リレーレンズ0.37倍

 

 

■1/2インチハイビジョンカメラ と ×0.37レンズ の組み合わせ

 

顕微鏡カメラ観察01

 

 

■2/3インチ4Kカメラ と ×0.37レンズ の組み合わせ

 

顕微鏡カメラ観察02

 

【注意点】

レンズも本来使わない端部分を使うので、映像の端部分で「焦点が合わない」、「歪む」等が発生する場合があります。使用前に確認は必要です。

 

 

 

 

上記で使用した「1/2インチ顕微鏡用ハイビジョンカメラ」「2/3インチ顕微鏡用4Kカメラ」の詳細は製品ページをご覧ください。

顕微鏡用 フルハイビジョンカメラ HDCT-20BA  

顕微鏡用 フルハイビジョンカメラ

HDCT-20BA

 

108,000円(税抜)

 

 

顕微鏡用4Kカメラ HDCT-860PT  

顕微鏡用4Kカメラ

HDCT-860PT

 

 228,000円(税抜)

 

 

 

 

 

松電舎テクニカルサポートデスク

 

お問い合わせはこちらから