USB3 Vision とは
USB3.0とUSB2.0の違い
通常のUSB3.0とはUSB2.0に対して
・転送速度:500MB/Sec
・USB2.0との上位互換
・最大ケーブル長 3m
等、基本的な部分だけが示されています。
その中で、産業用・工業用・マシンビジョン用として安心して使える「USB3.0を利用したカメラインターフェース規格」としてつくられたものがUSB3 Visionです。
(USB2.0には標準カメラインターフェース規格が存在していませんでした。)
マシンビジョンとして
マシンビジョンとして
安定性
・高速なデータ転送
・確実なデータ転送
・通信エラー状態からの安定復帰
堅牢性(対コネクタ)
・確実な勘合
・筐体に対する確実な固定
を目指してつくられました。
通信エラー(パケット落ち)が発生した時にパケットを再送する機能があります。
→これにより、USB2.0で発生していた画面のフリーズ等がほとんどなくなります。
映像が 「カメラから → CPUを介して → メモリ」で映像保存されていたものを「カメラ→メモリ」としております。
→CPUの負荷を軽くすることができます。
(メーカーにより「ダイレクト メモリ アクセス」、「ゼロコピーメカニズム」、「DMA」等、異なった表記をしております。)
また、コネクタもスクリューロック機能付が採用されております。
GigEカメラと比較しても安定性、速度は同等以上となります。
最大ケーブル長3mという欠点もありましたが、最近は光ファイバーを使用した マシンビジョン用ケーブル等も発売されており、10m以上で使うこともできます。
この規格に沿ったカメラには、USB3 Visionのロゴが付されています。