2025年01月15日

サーモカメラ | サーマルカメラとは

<目次>

1.SA430とSA460の概要

2.SA430の特徴とメリット

3.SA460の特徴とメリット

4.SA430とSA460の違いを徹底比較

5.導入シーン別おすすめモデル

6.まとめ:どちらのモデルを選ぶべきか?

 

 

サーモカメラ | サーマルカメラとは赤外線を利用して物体が放つ熱を視覚化するカメラです。

人間の目では見えない温度分布を色や映像として表示することで、

物体の温度変化や異常箇所を簡単に確認することができます。

 

非接触で温度を測定できるため、危険な場所や手の届かない場所の温度監視に最適です。

サーモ | サーマルカメラは、以下のような特徴を持っています。

 

 ●非接触で温度測定:危険な高温物体や動作中の機械でも安全に温度を測定。

 ●広範囲の温度監視:視野角の範囲内で一度に広いエリアの温度を確認。

 ●異常の早期発見:温度の異常をリアルタイムで検知し、故障や事故のリスクを低減。

 

サーモ| サーマルカメラは、工業分野、建築、電力設備、医療、農業、防犯・監視など、

さまざまな業界で幅広く活用されています。

例えば、製造ラインの予防保全、建物の断熱性能評価、電気設備の点検、

発熱スクリーニング、作物の健康状態監視など、多様な用途に対応します。

 

高性能サーモ | サーマルカメラ『SA430』と『SA460』の徹底比較紹介

サーモ | サーマルカメラは、非接触で温度を測定できる便利なデバイスとして、

さまざまな産業分野で活用されています。

松電舎の『SA430』と『SA460』について、特徴や用途、導入のメリットを詳しく解説します。

特にこれからサーマルカメラの導入を検討している方に向け、

各モデルの違いをわかりやすく説明します。

 

 

 

1. SA430とSA460の概要

松電舎のサーモ | サーマルカメラ『SA430』と『SA460』は、工業用温度測定や施設管理など、

幅広い用途に対応する高性能モデルです。

それぞれの解像度や視野角、測定範囲、用途に応じた違いがあります。

以下では、両モデルのスペックを比較し、どのような場面で最適なのかを解説します。

モデル名 解像度 視野角 温度測定範囲 フレームレート 主な用途
SA430 384×288ピクセル

焦点距離(選択)

4.1㎜

9.1㎜

13㎜

25㎜

-20℃~550℃ 50Hz 一般的な温度監視、設備管理
SA460 640×512ピクセル

焦点距離(選択)

4.1㎜

9.1㎜

13㎜

25㎜

-20℃~650℃ 25Hz 精密な温度解析、品質管理、研究開発

 

SA430 384×288ピクセルの見え方

 

 

SA460 640×512ピクセルの見え方

 

 

 

 

 

2. SA430の特徴とメリット

コストパフォーマンスに優れた基本モデル

『SA430』は、解像度が384×288ピクセルで、

必要十分な温度測定機能を備えたエントリーモデルです。

温度異常の早期発見や機器の予防保全など、一般的な産業用途において非常に有効です。

 

主な用途

 ●電気設備の異常検知

 ●建物の断熱性能評価

 ●製造ラインの温度管理

 ●農作物の健康状態チェック

 

導入のメリット

 ●低コストで導入可能:価格が抑えられており、初めてサーマルカメラを導入する企業に最適。

 ●軽量でコンパクト:持ち運びが簡単で、現場での使い勝手が良い。

 ●リアルタイム監視:異常温度を即座に検出し、迅速な対応が可能。

 

 

 

 

 

3. SA460の特徴とメリット

高解像度で詳細な温度測定が可能

『SA460』は、解像度が640×512ピクセルの高精度モデルです。

わずかな温度差や小さな異常箇所も見逃さずに検知するため、

精密な温度管理が必要な現場での使用に適しています。

 

主な用途

●高精度な温度監視が必要な製造業

●電力設備の保守管理

●研究開発での温度データ解析

●医療分野の体温測定・スクリーニング

 

導入のメリット

 ●微細な異常を見逃さない:高解像度により、小さな異常箇所も詳細に把握。

 ●広範囲を一度にカバー:広い視野角で広範囲を効率的に監視。

 ●信頼性の高いレポート作成:高精度なデータを基に、信頼性のある報告書を作成可能。

 
 

 

 

 

4. SA430とSA460の違いを徹底比較

解像度の違い

SA430の解像度は384×288ピクセル、SA460は640×512ピクセルです。

この違いにより、SA460はより詳細な画像を提供し、小さな異常も見逃しません。

フレームレートの違い

SA430は50Hzのフレームレートで、SA460は25Hzです。

SA430は、より滑らかな映像を提供し、静止している対象物の温度監視に向いています。

一方、SA460は高解像度に特化しており、動的な対象物を精密に監視する用途に適しています。

用途の違い

 ●SA430:コストパフォーマンスを重視する企業や、一般的な温度監視が主な用途。

 ●SA460:高精度な温度管理や、品質管理が重要な現場向け。

 

 

 

 

5. 導入シーン別おすすめモデル

シーン おすすめモデル 理由
電気設備の点検 SA430 必要十分な温度測定が可能で、コストパフォーマンスが高い
製造ラインの品質管理 SA460 高解像度で、微細な温度変化を見逃さない
建物の断熱性能評価 SA430 建物全体の温度分布を把握するのに最適
研究開発 SA460 精密なデータ解析が可能で、信頼性が高い

 

 

 

 

6. まとめ:どちらのモデルを選ぶべきか?

SA430は、手軽に導入できるコストパフォーマンスに優れたモデルで、

一般的な温度監視や設備管理に最適です。

一方、SA460は高解像度を活かして、精密な温度管理が求められる現場に向いています。

選ぶポイントは、

 ●用途の複雑さ

 ●予算

 ●必要な精度

これらを考慮し、自社のニーズに最適なモデルを選んでください。

 

 

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