レンズの対応カメラセンサーインチより大きいセンサーインチのカメラを取付けた場合
レンズにはそのレンズに対応するカメラセンサーインチがあります。
それよりも大きいセンサーインチのカメラを取付けた場合には、ケラレ、または周囲ボケが大きくなります。
●ケラレとは
ケラレとはカメラの撮像素子に対して不適合なレンズを使用した場合に発生する黒いトンネルのような黒い部分のこと。
トンネルの中から覗いているような見え方になります。
画面の四隅に黒い部分(ケラレ)が見られます。
●周囲ボケとは
周囲ボケとは上記ケラレ迄はいかないが光学的に歪みがあるレンズの縁部分までカメラの撮像素子が被ることで周囲のピントが合わずボケること。
センサーインチの方が大きい場合は、この周囲ボケの範囲が大きく広がります。
赤丸部はピントが合っているがその周囲はピントボケしている
低倍率ズームレンズ SDS-LRS(対応する撮像素子サイズは1/2.5インチ、1/3インチ)
わざと、2/3インチセンサーカメラを使用して、撮影してみました。
●撮影距離200mm の場合
これでも画像中で真ん中部分は使えますが
対応カメラセンサーインチ以下のカメラをお勧めします。
又はカメラにマッチングしたレンズ選定が必要です。
カメラやレンズ選定でお困りでしたら弊社テクニカルサポートデスクにお問合せ下さい。