マイクロスコープの測長機能を品質管理に利用する場合
本記事では、マイクロスコープの測長機能を品質管理に利用する場合の「注意点」「利用方法」「おすすめのマイクロスコープ」についてご紹介しております。
注意点
マイクロスコープにも測長機能を有するものがあります。
但し、下記2点の問題があり、運用が難しい場合もあります。
- (1)マイクロスコープそのものはトレーサビリティの取れる測定器ではない。
- (2)一部のハイエンド機を除いて、エンドユーザー様でキャリブレーションをかける必要がある。
- (エンドユーザー様の操作で誤差大きくなることもある。)
利用方法
品質管理に利用する場合は、社内校正でも問題はありません。
ただし、社内校正に使用した基準器は明確にする必要があります。
逆に言えば、以下の3点をクリアしていれば、運用は可能です。
- ・再現性の取れるマイクロスコープを使用
- ・上記マイクロスコープの精度確認をする基準器が明確である
- ・トレーサビリティの取れる基準器がある
ISO9001を取得されているお客様でもご利用いただいております。
おすすめのマイクロスコープ
マイクロスコープの測長機能を品質管理に利用する場合に弊社でお勧めしているのが、
◆ミドルクラスでは珍しい!レンズ・カメラ連動方式
レンズのデータをカメラが取得して、カメラの内部にメモリされているキャリブレーションデータを自動的に使います。
- ・エンドユーザー様での調整が不要です
- ・エンドユーザー様の操作で値がずれることがありません
◆専用の精度確認用ガラススケールをオプションでご用意
ガラススケールには校正証明書、試験成績書をお付けすることができます。(有償)
「CT200HDシリーズマイクロスコープ」のより詳しい内容は、
下記の製品ページをご覧ください。
486,000円(税抜)
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寸法測定(自動校正)マイクロスコープ(高倍率) CT200HD-H
496,000円(税抜)
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