2020年10月07日

顕微鏡での観察映像を撮影する方法

接眼レンズ または JIS鏡筒に接続する顕微鏡用カメラの視野についてご説明します。
(Cマウント接続する顕微鏡用カメラについては「顕微鏡とCマウントカメラの接続」を御参照ください。)

 

左写真は顕微鏡を裸眼で
観察した時の写真です。

 

1.顕微鏡用カメラ  
通常、顕微鏡用カメラはケラレ(4隅の影)がでないように作られております。
一番上の写真の赤枠です。
ケラレがでないように余裕をみて設計しますが、その度合いはメーカーにより異なります。
但し、裸眼観察よりは確実に拡大されます。

顕微鏡用カメラのレンズは固定倍率の為、このままでは視野を変えることはできません。

   
2.市販のビデオカメラとリレーレンズ
市販のビデオカメラにリレーレンズを装着して観察しています。
市販のビデオカメラにはズーム機能があります。
このズーム機能を使い、視野を調整しました。
ケラレ(4隅の影)は発生しますが、視野を広くとることができます。(一番上の写真の黄枠)
ビデオカメラからHDMIケーブルを使いモニタに出力しています。