少し口径の大きな円筒部品(概ねφ5mm以上)の内壁を簡単な治具で検査する方法をご紹介します。
実際に訪問させていただいた複数のメーカー様で似たような方法で検査をされていました。
治具の形状は下記のような簡単なものです。
これに対象物をSETします。
あとは、グルグルと回すだけです。
下記の動画も御確認ください。
この治具を低倍率のマイクロスコープにセットします。
マイクロスコープの動画も御確認ください。
マイクロスコープは、下記3点の機能のあるものをおすすめします。
1. 低倍率ズーム
2. 絞り付
3. 全体を均一に照射する照明
1. 対象物が「少し口径の大きい円筒形」ですので、低倍率タイプがおススメです。
光学倍率 ×0.3で観察した時のφ15mmとφ5mmの見え方
(φ15mm) | (φ5mm) |
2. 対象物が斜めなので焦点深度の調性ができる絞り付がオススメです。
3. 金属の曲面なので均一照射のできる照明をオススメします。
(通常のリング照明) | (半ドーム照明) |
弊社の商品であれば、下記がそれにあたります。
穴観察用マイクロスコープ PL200BA-D30 |