2020年10月12日

顕微鏡での目視検査からの置き換え

目視検査を顕微鏡からマイクロスコープに

 
検査ライン等で顕微鏡を使用しての検査は多いかと思います。
顕微鏡での検査は非常に疲れるため、検査員の方にかなりの負担が掛かります。
そこで顕微鏡からマイクロスコープに置き換えたいと考えている方が多いです。
ただマイクロスコープも種類が多く、最適な物を選ばなければ余計に負担を掛けてしまうこともあります。
顕微鏡からマイクロスコープに置き換える際の注視すべきポイントは3つです。

 

 

置き換えに大事な3つのポイント

 

①フレームレートが高い機種を選ぶこと

 

マイクロスコープは映像としてPCやモニターに表示されます。
フレームレートが低ければ映し出した映像が滑らかに動かないので、余計にストレスとなってしまいます。
フレームレートは数値で表されているのですが、人が違和感を感じない数値は50~60fps程です。
30fpsを下回ると、違和感も顕著に現れます。
PCに接続出来るタイプはUSBの通信速度の問題でフレームレートが低いことが多いです。
その為、モニター直結タイプを選ぶことをおすすめします。

 

 

②色の再現性の良い機種を選ぶこと

 

マイクロスコープに使用しているカメラによって見え方が異なります。
その為、色の再現が綺麗なもの、あまり綺麗ではない物が存在します。
色が綺麗に映らないと、人の脳で違和感が発生してしまいストレスとなってしまいます。
赤色の物が少しオレンジに見えたりするだけで、違和感を感じストレスと感じます。
フルハイビジョンカメラを選べば、色の再現性も比較的高いため、鮮明な映像が得られます。
 

 

③ダイナミックレンジの広い機種を選ぶこと

 

ダイナミックレンジという言葉はあまり耳にすることはないかと思いますが
簡単に説明しますと、明るいものと暗いものを同時に映した時に、片方に明るさを合わせると、もう一方が白飛びまたは黒つぶれしてしまう事があります。
こういった現象を解消するためにはダイナミックレンジが広いカメラが必要になります。
ダイナミックレンジはカメラが持っているステータスですが、これもカメラによって異なります。
汎用的なカメラと比較すると、人の目は非常に優秀でダイナミックレンジはとても広いです。
人の目で見た物とカメラを通して見た物で違和感を感じる大きな部分は、ダイナミックレンジの違いによるものが多いです。
ダイナミックレンジが広いという内容を前面に押し出した機種等があるので、そういった機種を選ぶのが最適かと思います。
 

 

おすすめの機種は

 
上記3点を全て満たしている機種は弊社でもご用意がございます。
フルハイビジョンマイクロスコープ
フレームレート=60fps
色の再現性=解像度がフルハイビジョンの為、非常に鮮明
ダイナミックレンジ=HDR(ハイダイナミックレンジ)機能搭載で広い
デモ機もございますので、是非一度お試しください。
 

 

 

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