画像検査の前処理として画像処理は必要?
●自動外観検査の問題点
昨今、画像を使った自動外観検査を取り入れられているユーザー様も多いと思います。
ピクセルチェックタイプの自動外観検査、
パターンチェックタイプの自動外観検査
上記タイプをAI搭載して検査する自動外観検査
様々な方式があるのですが
中には自動外観検査で、うまく検出できず、NGがスルーしているとのご相談を受ける場合もあります。
調べてみるとその検査画像中でハッキリとNGが見えていないことが多いです。
見えないのにソフトでもAIでも検出できません。
●画像処理の必要性
そういった場合には
・カメラの画素数
・カメラの性能
・レンズの性能や倍率
・照明方法 など
ハード面を見直し、再構築することが多いです。
ですがそういったハード面を見直してもうまく検出できないことが多いのも現実です。
前述の基本原理、見えないのに検出できないのは、人間でもソフトでもAIでも同じです。
否、人間よりもソフトやAIの方が現時点ではまだ劣っています。
そんな時には前処理として画像処理を行う必要性が出てきます。
生の取得画像をそのまま検査ソフトに流すのではなく、前処理として画像処理を施してから、その画像処理後画像を検査ソフトに流すのです。
もちろん前処理として画像処理を施してからではタクトタイム(検査時間)は増えます。前処理しなくても検出できるに越したことはないのですが画像中で見えないのに検出するのは無理ですから、こういった時には有効な方法です。
●どんな種類の画像処理があるの?
二値化、コントラス補正、明るさ補正、色補正、色限定、平滑化、エッジ強調、輪郭強調、ノイズ除去、鮮鋭化(鮮明化)、広い狭義では拡大・縮小、計測やライン発生なども含まります。
●画像処理ってどうするの?
静止画を保存し、画像処理ユニットを使って、画像処理を行うことが多いです。
●ライブビュー(リアルタイム)で画像処理はできないの?
答えは可能です。
マイクロスコープの表示ソフトのビュー機能で画像処理の項目があれば、ライブビュー中
で画像処理を行ってから静止画保存するものがあります。
ただし、ハイエンドな価格帯のマイクロスコープでしかない場合が多く、高額なマイクロ
スコープを購入するしかありませんでした。
松電舎では数十万円のマイクロスコープでも、そういったハイエンド機並み
の同じような綺麗な画質を得られる方法があります。
それが『リアルタイム画像処理ソフト REAL Effect』というソフトウェアです。
このソフトウェアでは
- 静止画でなく、ライブビューで画像処理ができます。
- 画像処理をかけたまま対象物を動かせます。
- プロ好みの画像処理が直感操作でできます。
- 鮮明化装置やユニットを使用せず、ソフトだけでライブビューで画像処理出来ます。
印刷した文字を観察
ファイバーの端面を観察
クリームの粒子を観察
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デモ機貸出も可能ですのでぜひ、この綺麗さを実感下さい。