偏光観察とは
通常、
(1)2枚の偏光フィルターを使い、
(2)互いに直行方向になるように調整して
観察をします。
サンプルの偏光特性に応じたコントラスト、色づきを得ることができます。
サンプルの反射、ぎらつきを抑えるのにも有効です。
(1)2枚の偏光フィルターを使います。 | |
弊社 金属顕微鏡の場合 | |
(光源側) | (レンズ側) |
弊社 マイクロスコープの場合 (ハレーション除去マイクロスコープ) | |
(光源側) | (レンズ側) |
(2)直行方向になるように調整
2枚の偏光フィルターのどちらかが、調整できるようになっています。 |
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弊社 金属顕微鏡の場合 (光源側で調整します。) |
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弊社 マイクロスコープの場合(ハレーション除去マイクロスコープ) (レンズ側で調整します。) |
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偏光フィルターを回していくと徐々に変化していきます。 | |
<実際に偏光をかけた場合の実例> | |
●基板の半田の場合 | |
<Before> | <After> |
●ビニールの表面 | |
<Before> | <After> |
●保存スティック内のICチップ | |
<Before> | <After> |
●ICの印字 | |
<Before> | <After> |
●半田部 | |
<Before> | <After> |
●反射率の高い部分と低い部分が混在する対象物 | |
<Before> | <After> |
●フィルム上の印刷 | |
<Before> | <After> |
●ビニール袋の中の対象物 | |
<Before> | <After> |
●白い樹脂の凸文字(エンボス部) | |
<Before> | <After> |
(注意)偏光をかけることにより、反射やぎらつきを抑える効果はあります。
但し、完全に防げるものではありません。対象物によっては効果の薄い場合もあります。
ハレーション除去するための松電舎製品 | |
入光側・発光側、両方に偏光フィルターを取りつけることでハレーションを大幅に除去できます。
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レンズ先端、LEDリング照明に偏光フィルターをつけたWフィルターでハレーションを大幅に軽減。
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