2024年11月20日

高速で動いている対象物の撮影

高速物の撮影をする場合、2つのパラメータが影響します。 シャッター速度と視野です。

 

■シャッター速度

USBカメラで高速撮影する場合、

シャッター速度をどこまで速くできるかで限界速度が変わります。

また、シャッター方式はグローバルシャッターを選択します。

 

■視野

視野を狭く(倍率を高く)すればするほど、速度の影響を受けやすくなります。

 

 

USB3.0 CSシリーズの130万画素カメラが シャッター速度を0.1msecまで設定できます。

このカメラを使い、動作を確認します。

 

上記数値の単位がμsecなので、0.1msecとなります。

 

130万画素カメラに50mmレンズと10mm接写リングを装着

作動距離を200mmに設定 ⇒ 24mmX18mm視野になります。(下写真)

 

 

高速で動くベルトに文字の入ったテープを貼り撮影。 

速度を回転計で測定

最大速度 約1000m/min

 

 

1.最大速度 1000m/min

 

 

 

2.700m/min

 

 

 

3.500m/min

 

 

■結果

視野 24mmX18mmまで拡大させ場合、

映像をしっかりと止めるのであれば、500m/minが限界速度となります。

多少のブレは発生しますが、異物の有無等を判断できるレベルは

1000m/minとなります。

 

 

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