長距離(長作動)マイクロスコープ
長距離(長作動)で倍率を上げたいというご要望を頂くことがあります。
通常、倍率を上げると焦点距離は短くなります。
その中でも長距離タイプに分類されるものをご紹介いたします。
■長距離(長作動)マイクロスコープ (LRAシリーズ)
弊社の長作動(長距離)マイクロスコープは10倍比のズーム機能を有しながら、長距離(長作動)を実現しております。
焦点距離は200mm~400mmまで自由に設定ができます。
(1)焦点距離を250mmに設定した時の最大倍率時の視野
水平方向で6.7mmとなります。 約70倍の倍率です。
高機能長距離 ハイビジョン マイクロスコープ (スタンドタイプ) LRA200XM-S |
(2)焦点距離を250mmに設定した時の最大倍率時の解像度
解像度チェック用のガラススケールを映すと下記の通りです。
(3)メリットとデメリット
10倍比のズーム機能があり、同一距離で倍率を可変できることは大きなメリットですが若干、解像度が落ちます。
焦点距離を250mm→400mmにした時の最大倍率時視野は下記の通りです。
■f=75mm 固定焦点レンズの応用
望遠系の75mmレンズに2倍のリアコンバータと15mmの接写リングを追加すると、長距離(長作動)マイクロスコープ(LRAシリーズ)の代用となります。
(1)焦点距離を250mmに設定した時の視野
ズーム機能が無いため、焦点距離を決めれば、倍率は確定します。
水平視野 8mmとなります。約60倍の倍率です。
(2)焦点距離を250mmに設定した時の最大倍率時の解像度
解像度チェック用のガラススケールを映すと下記の通りです。
(3)メリットとデメリット
焦点距離は調整できますが、焦点距離が決まると倍率も確定してしまいます。
ズーム機能がない分、レンズ構成枚数が少なくなり、上記の長距離マイクロスコープ(LRAシリーズ)より明るく、解像度はUPします。
最大倍率で比較すると、長距離マイクロスコープ(LRAシリーズ)より若干落ちます。
価格は下がります(ズーム機能が無い為。)。
焦点距離を250mm → 400mmにした時の視野は下記の通りです。
■高解像度・高倍率ズームレンズ
高解像度・高倍率・ズーム機能を有した特殊なレンズもございます。
但し、上記2点の汎用レンズに比べ10倍(250万円以上)の価格となります。
弊社取扱い製品ですので詳細はお問合せください。
焦点距離200mmで420倍が可能です。