一般的な産業用カメラに使われている撮像センサーに
レーザー光、アーク放電光 等の強い光が入ると撮像素子が焼き付きを起こす場合が
あります。
通常強い光を撮影する場合は、減光フィルター(NDフィルター)を使います。
NDフィルターは波長を選ばず、光量を一定量落とす目的で使用されます。
ND4、ND8・・・・・ND1000 程度までは市販されています。
末尾の数字は 減衰率を示します。
下記は、フィルターメーカー様の仕様書の抜粋です。
*観察光を1/1000に減衰させるレベルであれば、市販品で可能です。
強い光をみることを前提に作られているカメラもございます。
例えば、下記のような強いアーク光をみるカメラは、本体にNDフィルターが内蔵されています。
光の強さに合わせて、各社様が工夫されているようです。
あるメーカー様は、半導体レーザー(Class3B)内蔵機器の光軸調整に
通常の産業カメラにNDフィルターを付けて調整されています。
勿論、ビーム位置の検知には専用の測定器もあります。
上記のようにビーム位置を検知する場合、
レーザなどのエネルギー分布を計測(ビームプロファイラー)する場合は、
汎用のカメラでなく専用の測定器を使用することをおすすめします。
(測定器のシステムとしてカメラを応用しているものも、サーモパイルやPSD等の
センサを使っているものもあるようです。)