細径穴の内壁検査
ボアスコープが入らないレベルの細径穴の壁面観察は、穴の外から行うことになります。
その為、物理的に穴の直径と同じ深さ程度までしか観察ができません。
直径2mm 深さ2mmの壁面観察を3つの方法で試してみました。
(1)穴観察用(斜視)マイクロスコープ
対象物を45度に傾けて観察します。
対象物を回すことで全周を確認します。
穴の直径と深さが同じであれば、観察可能です。
(2)インスペクションホールレンズ
魚眼レンズを使った内壁確認専用レンズです。
φ10mm以上の穴の内壁観察に向いています。
細径には不向きです。
参考の為にφ2mmで確認しました。
(3)ワイドアングルボアスコープ
φ2.7mmのボアスコープと可変倍率カメラアダプタレンズを使用。
通常、穴の中に入れて使用するものですが
ワイドアングルの為、外側からでもある程度の観察が可能です。