2020年10月12日

産業用レンズ選定

産業用カメラのレンズの選び方

 
産業用カメラはレンズが付属されていないことが殆どです。
その為、使うカメラが決まると次にレンズを選定する必要があります。
ただレンズの選定には少し知識が必要となります。
レンズのスペック表を見てもどのレンズを選べば良いのか分からない事が多いと思います。

 

レンズの選定でもっとも重要なパラメータは、そのカメラで映し出したいエリアと対象物までの距離となります。
例:30cm角を出来る限り画面いっぱいに映し出したい、カメラは1mは離したい。

 

上記例の様なご希望があれば、レンズ選定は一気に楽になります。
例の様なご希望を我々レンズ選定のプロにご相談頂ければ最適なレンズをご紹介いたします。

ただ自分でもレンズを選定したいという方は下記方法で選定することも可能です。

 

①計算をして自分でレンズ選定したい場合

 
固定焦点レンズの場合、エリアをレンズのf値から計算することが出来ます。
ご希望のエリアをセンササイズの縦横比で考えます。
カメラセンサの縦横比が4:3であれば、視野も4:3となります。
上記例30cm角を映し出したいのであれば
40cm(水平方向)×30cm(垂直方向)の視野を確保するようにします。

 

f値=(対象物までの距離(mm)×カメラの素子サイズ(水平または垂直(mm)))/撮影したいエリア(水平または垂直(mm))

 

水平、垂直方向のどちらの値を使ってもOKです。(計算で素子サイズの垂直を選んだ場合はエリアも垂直に合わせてください)
垂直方向で計算すると
f値=(1000×4.8)/300 となり
f値は16mmとなります。

 

計算した結果がf値=20など、レンズラインナップに無いf値の場合は近いレンズを選んでください。
20に近いレンズで16と25があります。
16を選ぶと希望のエリアより視野が広く、25を選ぶと希望のエリアより視野が狭くなります。

 

より詳しく知りたい方は下記リンクをご参照ください。

 

カメラのイメージサイズ

 

②計算をせずに自分でレンズ選定したい場合

 
実は弊社HPに条件を入れるだけで勝手に計算してくれる便利な計算機があります。
カメラを選択し、距離を入力するだけで最適なレンズが算出されます。
計算機のURLは下記リンクをご参照ください。

CCTVレンズ計算機

 

①②を活用すればいつでも、今自分が欲しいレンズが選定可能です。

 

もちろん我々レンズ選定のプロを頼って頂いても良いのでお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

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