黒つぶれとは?USBカメラ画像での回避方法について
目次
3.USBカメラ画像の黒つぶれ、白トビ(ハレーション)の回避方法
1.USBカメラ映像で起こる黒つぶれとは
観察対象物の箇所によっては材質が異なり、光の反射率の関係で極端に明るいところ、暗いところが出来てしまいます。
下のデジタルカメラで撮影した同じ観察対象物を USBカメラで映し出すと明るいところと、暗いところが混在した 見えづらい映像になってしまいます。
特に暗い部分が黒くつぶれていますね。 要するに、黒つぶれです。
デジタルカメラ画像 | 産業用USBカメラ画像 | |
自動調整された画像 | 黒つぶれしている画像 |
2.なぜ黒つぶれが起きるのか?
デジタルカメラは基本的に設定がオートの為、見やすい映像に自動で調整されますが産業用USBカメラは細かい設定が出来る分、手動でのマニュアル設定調整が必要です。
要するにまだカメラの設定が出来ていないのです。
3.USBカメラ画像の黒つぶれ、白トビ(ハレーション)の回避方法
上記のような明るさが均等でない場合は産業用USBカメラの設定で「ガンマ」という項目を調整すると光のアンバランスさが無く、綺麗に映し出すことが出来ます。
ガンマ設定の0.7時 | ガンマ設定0.3時 | |
4.ガンマとは
ガンマ値とは、画像の入出力機器の特性を表す値の一つで、入出力される信号や電圧と、実際の画素の輝度などの関係を表したものです。
5.まとめ
ガンマの設定だけでここまで見え方が変わります。
映像が暗つぶれ、白トビ、ハレーション、光のアンバランスさが大きい場合にこのガンマ補正、設定を行っていただくのが有効です。
弊社、産業用USBカメラ CSシリーズの場合は下記の箇所を調整下さいませ。