2024年12月09日

内視鏡(先端カメラ式)に適した管径

内視鏡は最至近距離が10mm程度とボアスコープに比べ、長くなります。

その為、内視鏡の径に近い対象物だと焦点が合い難くなります。

 

観察可能な最小径は計算でも出せます。

 

内視鏡視野角計算

仮に視野角を60°としたとき

a=bとなります。

最至近距離が10mmとすると

a=10mmであれば、全体に

焦点のあった映像になります。

 

管径は10mm以上が必要となります。

 

※計算しやすいように数字は

 仕様と若干ことなります。

 

 

実際に MIGS300(先端φ5.5mm)で管内を観察しました。

 

■φ8mmのアルミ管

 

横穴(バリあり)に焦点が合わない状態です。

 

φ8-01φ8-02

 

 

■φ12mmの鉄(六角穴)

 

近影部分は少し焦点があまいが、観察は可能

 

φ12-01

 

 

■φ20mmの鉄管

 

横穴あり。 全体に焦点が合い、観察しやすい映像になっている。

 

φ20-01

 

(結果)

撮影箇所までの距離が短い場合はボアスコープをお勧めします。

 

 

松電舎テクニカルサポートデスク

 

 

 

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