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マイクロスコープには寸法測定機能がついているものが多く販売されています。
しかし、測定機能がついていても、使いにくいタイプもあります。
測定機能を利用する場合、下記の2点に当てはまると寸法測定に向いている
マイクロスコープと言えます。
(1)ズームレンズである。
(2)目盛りが付いており、さらに各目盛りにラッチ機能がついている。
以降では、それぞれの項目について詳しく紹介いたします。
(1)ズームレンズ
倍率を連続可変できるレンズは2種類あります。
●可変倍率レンズ
●ズームレンズ
「可変倍率レンズ」は、倍率を変えるときに焦点距離が大きく変わり、測定に向いていません。
「ズームレンズ」は、倍率を変えても焦点距離がほぼ変わらず、測定に向いています。
<測定に向いていない>可変倍率レンズ(弊社SGシリーズ)
(最大倍率時) |
(最小倍率時) |
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<測定に向いている>ズームレンズ(弊社SGシリーズ以外)
(最大倍率時) |
(最小倍率時) |
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(2)目盛りおよびラッチ機能
寸法測定をする際は、条件の再現性が重要です。
レンズに光学倍率(目盛り)が記載されており、目盛りごとにラッチ機能があれば、
作業者によるばらつきが無くなり、再現性が保てます。
<測定に向いていない>ラッチ機能の無いもの
低価格マイクロスコープ(SGシリーズ) |
低倍率マイクロスコープ(LRSシリーズ) 長距離マイクロスコープ(LRAシリーズ) |
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<測定に向いている>その他のシリーズは全て、目盛り、ラッチ機能があります。
(補足)低倍率マイクロスコープで測定したい
弊社の「低倍率マイクロスコープ」(LRSシリーズ)は前述したように寸法測定に向きません。
(再現性が取れない為)
LRSシリーズほど低倍率にはできませんが、TGシリーズに「0.5倍補助レンズ」をつけると、
再現性の取れる低倍率マイクロスコープとしてご使用いただけます。
TGシリーズ | 0.5倍補助レンズ | |
+ | ||
詳細はコチラ |
LRSシリーズ程の低倍率は実現できませんが、コイン2枚程度の視野は確保しつつ、再現性のとれた測定が可能です。