2020年10月13日

デジタルXYテーブルを利用して測長する方法

モニタ上にクロスラインを引けるカメラを選びます。
弊社のPCモニタダイレクトカメラ、ハイビジョンカメラにはクロスライン表示機能があります。

 

ワッシャーの外径測定例

 

1.透過照明を使い、エッジを強調します。
2.画面上のクロスラインを表示させます。

 

ワッシャーの外径測定例

 

3.クロスラインを、測定箇所の端に合わせます。
4.デジタルマイクロメータをゼロリセットします。

 

デジタルマイクロメータをゼロリセット

5.マイクロメータを使い、もう1箇所の端面まで移動させます。
6.この時にマイクロメータの値が外径になります。

 

マイクロメータを使い、もう1箇所の端面まで移動マイクロメータの値が外径になります

 

このシステムのメリット

 

(1)測定前の校正が不要です。
(2)1画面で捉えられない対象物でも測定可能です。
(3)マイクロメーターの精度に依存するため、校正証明書を含め、精度の表記が可能です

 

このシステムのデメリット

 

(1)測定に時間がかかる。
(2)水平、垂直の測定しかできない。
  (回転テーブルを併用すれば、斜めの測定も可能)
(3))2点間距離しか測れない。(角度、面積、円の中心間距離 等の測定ができない。)

 

 

 

XYテーブル(デジタルマイクロメータ付き)TD100-25MX XYテーブル
(デジタルマイクロメータ付き)
TD100-25MX

 

 

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