暗視野観察とは
目次
サンプルの光を当て、サンプルからの錯乱光や反射光のみにより観察する方法です。
真っ暗な視野の中にサンプルが光って見えます。
硝子、レンズ、鏡面体の傷、微小段差、異物の検出に向いています。
<暗視野照明装置>
簡易的に観察するのであれば、 市販の簡易暗視野照明装置を購入して |
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通常の透過照明スタンドに付けると低価格で暗視野観察ができます。 | |
これで段差のある金属(1円玉)と透明体(レンズ)を観察すると | |
<1円玉> |
<レンズ> |
この方法だと、かなり光量が限られており、倍率が少し高くなると使えません。 | |
<ローアングルLED照明>
そこでおすすめなのが、背景を黒にしてローアングルLEDリング照明を使う方法です。 |
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ローアングルLEDリング照明 GR56-N |
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この照明で同じサンプル(1円玉&レンズ)を観察してみました。
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<1円玉> |
<レンズ> |
暗視野照明に近い画像が得られます。照度も強く、対象物を置くスペースも広く取れます。
実際にレンズを撮影した写真を掲載します。左が暗視野照明装置、右がローアングルLEDリング照明で観察したものです。レンズ上の異物が観察できます。
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<暗視野照明装置> | <ローアングルLEDリング照明> |
まとめ
暗視野観察とはサンプルの光を当て、サンプルからの錯乱光や反射光のみにより観察する方法です。
ただし、暗視野観察だとかなり光量が限られており、倍率が少し高くなると使えません。
そこでおすすめなのが背景を黒にしてローアングルLED照明を使う方法です。
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