金属顕微鏡の選び方
目次
なんでも辞典「金属顕微鏡とは」でご紹介しましたように
金属顕微鏡には下記のような顕微鏡形状の違いがあります。
●正立型金属顕微鏡
●倒立型金属顕微鏡
●ロールスタンド型金属顕微鏡
●デジタルマイクロスコープ型金属顕微鏡
●ポータブル金属顕微鏡
というふうに金属顕微鏡には様々な種類があり、
どれを選定すべきかをお問合せ戴くことも多いです。
金属顕微鏡の選定は観察物の前処理方法、観察方法、観察物の形状、
観察場所などによって選定します。
正立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR3400J
https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/gr3400j/
単眼式簡易倒立型金属顕微鏡
倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/gr-29j-c3j/
ロールスタンド型金属顕微鏡
カメラ付小型金属顕微鏡 KKKI-STD15-130DN
https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/kkki-std15-130dn/
ポータブル金属顕微鏡 PMM-100
https://www.shodensha-inc.co.jp/ja/pmm-100/
1:金属顕微鏡の形状からの選び方
|置き場所をコンパクトにしたい場合
→●正立型金属顕微鏡 GR3400J
●単眼式簡易倒立型金属顕微鏡
●ロールスタンド型金属顕微鏡
●カメラ付き小型金属顕微鏡 KKKI-STD15-130DN
|置き場所は必要だが、用途が幅広くしたい場合
→●倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
|ハンディーで現場に持ち運びしたい場合
→●ロールスタンド型金属顕微鏡
●ポータブル金属顕微鏡 PMM-100
などが挙げられます。もちろん形状も大事ですが、
さらに合わせて後述する御用途に適した金属顕微鏡を選定すべきです。
2:用途による選び方
|裸眼観察がしたい場合
→●正立型金属顕微鏡 GR3400J
●単眼式簡易倒立型金属顕微鏡
●倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
●ロールスタンド型金属顕微鏡
●ポータブル金属顕微鏡 PMM-100
|サンプル高さ(厚さ)が20mm迄の場合
→●正立型金属顕微鏡 GR3400J
|両面切断(両面研磨)して両面が平行にするため、前処理に時間がかかってもよい場合
→●全ての金属顕微鏡が対象です。
|サンプル高さがある場合観察面裏側が凸凹形状の場合
→●単眼式簡易倒立型金属顕微鏡
●倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
|観察面の反対側(裏側)が凸凹形状の場合
→●単眼式簡易倒立型金属顕微鏡
●倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
|片面切断、片面研磨で前処理時間を短縮したい場合
→●単眼式簡易倒立型金属顕微鏡
●倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
|観察物がローラーなどの円柱形状の場合
→●ロールスタンド型金属顕微鏡
|現場に持ち運びしたい場合
→●ロールスタンド型金属顕微鏡
●ポータブル金属顕微鏡 PMM-100
|黒鉛球状化率、粒子計測、寸法計測などソフトを使う場合
→●カメラ付き小型金属顕微鏡 KKKI-STD15-130DN
裸眼で覗くことは出来ないですがカメラ付きなのでソフトでの運用であればオススメです。
●それ以外の全ての金属顕微鏡が対象ですが、これらの場合、金属顕微鏡
プラス 別売の顕微鏡カメラが必要となります。
|同軸照明で、偏光観察がしたい場合
→●正立型金属顕微鏡 GR3400J
●倒立型金属顕微鏡 (超高倍率顕微鏡) GR-29J-C3J
●ポータブル金属顕微鏡 PMM-100
3:まとめ
また、金属顕微鏡の倍率はモデルによって異なりますので、
倍率も選定時における一つの指標となります。
その他、予算感も併せてご選定下さい。
というように、金属顕微鏡には、観察手法、形状などで様々な種類がございます。
観察対象の大きさ、使用場所、御用途に合わせて金属顕微鏡をご選定いただくことが重要です。
弊社では金属顕微鏡のご選定のお手伝いをさせていただきます。
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担当:野口