高速で動いている対象物の撮影
高速物の撮影をする場合、2つのパラメータが影響します。 シャッター速度と視野です。
■シャッター速度
USBカメラで高速撮影する場合、
シャッター速度をどこまで速くできるかで限界速度が変わります。
また、シャッター方式はグローバルシャッターを選択します。
■視野
視野を狭く(倍率を高く)すればするほど、速度の影響を受けやすくなります。
USB3.0 CSシリーズの130万画素カメラが シャッター速度を0.1msecまで設定できます。
このカメラを使い、動作を確認します。
上記数値の単位がμsecなので、0.1msecとなります。
130万画素カメラに50mmレンズと10mm接写リングを装着
作動距離を200mmに設定 ⇒ 24mmX18mm視野になります。(下写真)
高速で動くベルトに文字の入ったテープを貼り撮影。
速度を回転計で測定
最大速度 約1000m/min
1.最大速度 1000m/min
2.700m/min
3.500m/min
■結果
視野 24mmX18mmまで拡大させ場合、
映像をしっかりと止めるのであれば、500m/minが限界速度となります。
多少のブレは発生しますが、異物の有無等を判断できるレベルは
1000m/minとなります。