レンズのf値(焦点距離)とは
レンズの主点からレンズが像を結ぶ焦点位置までの距離のことをいいます。
1枚レンズであれば上記のようにレンズの中心に主点が来る場合も多いのですが、通常、CCTVレンズ等は複数のレンズで構成されています。
その場合は、合成された主点となります。(主点がレンズの外になる場合もあります。)
また、Cマウントレンズであれば、レンズ端面から焦点位置までの距離は決まっています。(これをフランジバックといい、17.526mmとなります。)
その為、f値(焦点距離)はレンズの視野を示す指標となります。
同じ形状のレンズでもf値が小さいものは主点が撮像素子に近い方にあります。
つまり、視野が広くなります。(下図の青ライン)
f値が大きいものは主点が撮像素子から遠くなります。視野は狭くなります。(下図の赤ライン)
勿論、f値から視野の計算もできます。