ISO感度について
目次
1.ISO感度とは
ISO感度は、フイルムカメラ時代に使用されていた用語で、
フィルムを変えることで感度を上げていく/下げていくという使われ方をしてました。
(例:シャッタスピードを上げたいが、感度が下がるのでISO感度の高いフイルムに交換する等)
2.カメラにおけるISO感度
フイルムカメラがなくなった現在でも、
ISO感度に慣れたユーザに対して感度の設定をISO感度で表記したほうが
直観的に分かりやすいであろうという背景から、
コンパクトデジタルカメラや一眼レフデジタルカメラで引き続きISO感度設定が存在する機種があります。
3.産業用カメラでのISO感度
しかし現在の産業用のカメラでは、ISO表記で感度設定するものはほとんどありません。
弊社カメラでもISO感度表記での感度設定はできません。
ISO感度はありませんが、明るさを調整する方法はいくつかございます。
4.産業用カメラでの明るさ調整方法
ISO感度ではありませんが、以下の方法で明るさを調整します。
・レンズの口径を変える(一般には口径が大きいほど明るい)
・レンズの絞りで調節
・照明で調節(照明器具で明るさを調整する、強いストロボ光を当てて明るくする等)
・カメラの露光時間で調節(長くする→明るくなる)
・ゲインで調節(上げる→明るくなる)
※ゲインを上げすぎるとS/N比が悪くなり、ザラザラとしたノイズが目立つようになります。