複数台数のUSBカメラを同時に1台のPCで使う場合の注意
複数台数のUSBカメラを同時に1台のパソコンで使用する場合には、下記3点に注意する必要があります。
以降でそれぞれについて詳しく説明します。
説明の最後に、複数台数を同時に1台のパソコンで使用できるUSBカメラをご紹介していますので、
是非最後までご覧ください。
・使用するカメラ
1台のパソコンで複数のカメラを使うことは基本的に可能です。
但し、同一機種での複数台同時使用ができない機種もありますので、使用するカメラが同一機種での複数台同時使用可能であるかをご確認ください。
・カメラ台数の上限
まずは帯域で考えます。
1台の300万画素カメラを10fpsで動かす場合、3M×10fps=30Mバイト/秒です。
(1画素:1バイト計算)
<USB2.0カメラの場合>
USB2.0の帯域は480Mbpsですが、最高速度が出せるバルク転送モードで上限が約52Mバイト/秒と仕様で決められています。
よって2台以上の同時使用は不可能になります。(30×2 > 52)
<USB3.0カメラの場合>
USB3.0の帯域は5Gbpsですが、仕様では8ビットデータが10ビットの信号に変換されて送られるので、実際のデータ転送速度は4 Gbps = 500 Mバイト/秒が理論上の上限です。
よって500÷30で最大16台が同時に使えることになります。
(これは帯域だけの話で、実際には制御用データ通信等が割り込むので16台未満になります)
USB3.0の帯域は5Gbpsですが、仕様では8ビットデータが10ビットの信号に変換されて送られるので、実際のデータ転送速度は4 Gbps = 500 Mバイト/秒が理論上の上限です。
よって500÷30で最大16台が同時に使えることになります。
(これは帯域だけの話で、実際には制御用データ通信等が割り込むので16台未満になります)
複数台数のカメラを使うのであれば 「USB3.0」をご使用いただくのが最善です。
・CPU能力
複数のカメラ影像を同時に画像処理するとCPUにかなりの負荷がかかることが予想されます。
使うソフトにもよりますので実際には試すしか方法はありませんが、基本的には処理能力の高いCPUを使うべきです。
使うソフトにもよりますので実際には試すしか方法はありませんが、基本的には処理能力の高いCPUを使うべきです。
【複数台数を同時に1台のパソコンで使用できるUSBカメラ】
弊社でご用意のあるUSBカメラの場合、型番がDNもしくはCSから始まるモデルは同時使用可能です。
「DNシリーズ」「CSシリーズ」についての詳細は、下記製品ページをご覧ください。
69,000円(税抜)~
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