2024年08月09日

4分割LEDリング照明を使って 透明チューブ、透明フィルムのハレーションを抑制する方法

透明チューブ、プラスティックファイバー、透明フィルムを
マイクロスコープで観察する場合、ハレーションが発生します。
今回、下記のサンプルを使いました。

 

偏光観察も効果はあります。特に透明フィルムには効果があります。

 

■偏光フィルターを使った方法

透明フィルムは偏光観察が非常に「有効」です。

但し、チューブ形状のものは効果が「限定的」です。

 

 

■4分割LEDリング照明を使った方法

 

4分割LEDリング照明を使うと、偏光フィルターより効果が出る場合が

あります。

4分割LEDリング照明は任意の部分を点灯/消灯させることができます。

 

 

<透明チューブ>

 

4分割LEDリング照明を全点灯すると下記のようになります。

円柱形状の場合、2カ所の強いハレーションが発生します。

チューブに対して、長手方向だけを点灯させると

 

<プラスティックファイバー>

 

同様にプラスティックファイバーも長手方向だけ点灯させると下記のようになります。

 

 

<透明フィルム>

フィルムの場合、決まった方向はありません。その時々で点灯場所を

変えてみます。

全点灯の場合、下記のようになります。

今回は下記の箇所だけを点灯させました。

     

サンプルにもよりますが、4分割LEDリング照明を使うと

簡単にハレーションを抑制できる場合があります。

 

 

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