今回は、弊社の産業用カメラの1種、ハイビジョンカメラGR200HD2に搭載された機能、ハイダイナミックレンジ(HDR)合成についてご紹介いたします。
HDR合成は、通常の画像に比べて、より幅広いダイナミックレンジを表現する為の技法です。
非常に大きなコントラストの元画像を、コントラストを落とした画像に変換します。
明暗差が大きい被写体でも、黒つぶれや白とびを少なくすることができ、隅々まで鮮やかな画像が得られます。
例えば、明暗差のある被写体を通常モードとHDRモードで撮影すると、下の写真のような差になります。
ハイビジョンカメラGR200HDでは、メニュー画面のHDRの項目(下の写真の赤マル部分)を操作していただくと、HDR合成をおこなった画像を表示できます。
このHDR合成機能を応用すると、ハレーションを軽減させた映像を撮影できます。
(但し、ダイナミックレンジを広くする効果であって、無限大にするわけではないので、ハレーションを完全に除去することはできません。)
ネジの軸
プリント基板
このHDR機能にフィルターや反射板を併用すると効果はさらにアップします。
以上、ハイビジョンカメラGR200HD2のハイダイナミックレンジ(HDR)合成機能のご紹介でした。