●ISO規格、JIS規格対応の球状黒鉛鋳鉄・CV黒鉛鋳鉄の測定機能搭載
●ワンボタンお手軽レポート作成
●パーライト・フェライト面積率の同時測定
●黒鉛球状化率だけでなく、WinROOF Liteの高機能計測も搭載して、寸法計測も可能
※ノートPCは付属しません。
製品のお問い合わせ
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デモ機納期:
1~3日
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製品納期:
7日
特長(黒鉛球状化率)
対応規格
●JIS法(JIS G 5502,JIS G 5503)、旧JIS法(NIK法)に対応した球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)の黒鉛球状化率測定
●CV黒鉛鋳鉄(Compacted Vermicular Graphite Cast Iron)の 国際規格・ISO16112に対応した黒鉛球状化率測定が可能
●2013年4月に制定されたJIS規格(JISG5505:2013CV黒鉛鋳鉄品)にも対応
●新JIS法(JIS G 5502 2022年版)に対応
●CV黒鉛鋳鉄(JIS G5505 2020年版)に対応
※検査パラメータも規格値がプリセットされており、任意に変更することも可能
主な機能
●色で見える!黒鉛球状化率の直感的で効率的な分析
黒鉛球状化率計測を行う際に規格の設定や、クラス分けの表示色の設定が可能
●パーライト・フェライト率の同時測定
撮影画像に対してフェライト組織またはパーライト組織で判別しやすい方の組織を選択、
測定すると両方の面積率が得られます。
ノーエッチング画像 |
→ |
黒鉛面積率測定 |
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エッチング画像 |
→ |
または
フェライト面積率測定 |
パーライト面積率測定 |
パーライト面積率測定時、黒鉛を含みますが、結果を算出するときに黒鉛の面積を除きます。
●『自動操作』機能による連続測定
「自動操作」機能により最大5視野分の測定を連続的に実行できます。
当社指定USBカメラによる撮影の場合は、撮影箇所を決定すると測定が即実行されます。
画像ファイルの読み込みも対応
上記:黒鉛球状化率測定の連続測定の処理過程(例)
●測定の利便性向上・タクト短縮に有用な機能を数多く搭載
●ワンボタンレポート作成機能の出力データをお好みに編集可能
下記は出力データイメージ
●直感で操作可能な画像処理機能で2値化可能
動作環境
- 対応OS:Windows 10、11(64bit)
- CPU:Core-i3相当 または 2.0GHz以上
- メモリ:4GB以上(32bit), 8GB以上(64bit)
- ディスプレイ:フルカラー1280×1024以上
- インターフェイス:空きポート×1
特長(高機能計測)
WinROOF 2023 Liteは、e-Tiling画像連結機能に加え、多彩な計測、マイクロスコープだけでなく実体顕微鏡での観察画像のフォーカス合成(焦点合成)機能が付属した、高機能画像処理・画像解析ソフトウェアです。
高機能画像処理・画像解析ソフト WinROOF 2023 Liteの特長
- 縦横(枚数に制限なし)に複数撮影した画像を連結し、連結画像の生成が可能。
- 手動でステージを動かし、撮影しながらの画像連結
- 手動で上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながらフォーカス合成が可能
- 凹凸のある対象物は通常一方にしか焦点が合いません。焦点を合わせた画像を複数撮影し、その画像を1枚の画像にする合成機能が搭載
三谷商事株式会社製
WinROOF 2023 Liteの便利な機能
機能1. くるっと合成(手動で上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながらフォーカス合成が可能)
顕微鏡、マイクロスコープの上下ピント調整ハンドル(粗動アングル)を回しながら、焦点合成をする 「くるっと合成」機能が標準機能
高さがあり1枚の画像を撮影するとピントがボケてしまうような場合に、 手軽にフォーカス合成画像を作成することが可能です。
くるっと合成前
くるっと合成後
【くるっと合成(実体顕微鏡) 参考画像】
【くるっと合成(マイクロスコープ) 参考画像】
機能2.フォーカス合成(焦点を合わせた画像を複数撮影し、それを1枚の画像にする合成機能)
焦点の異なった複数枚の画像を合成し、 画像全体に焦点が合った全焦点画像の生成機能(フォーカス合成)を備えています。 特に凹凸のある対象物に効果を発揮し、 複数枚の画像を一つ一つ並べて比較する作業がなくなります。
フォーカス合成前
フォーカス合成後
機能3.多彩な計測項目
【計測項目】
- 2点間距離
- 平行線間距離
- 水平平行線間距離
- 垂直平行線間距離
- 連続平行線間距離
- 垂直距離
- ポリゴンライン距離
- 区間長計測
- 円中心間距離
- ポイント座標
- 3点指定角度
- 4点指定角度
- 中心指定円
- 3点指定円
- 近似円
- 矩形
- 楕円
- ポリゴン
- 自動選択
- 近似直線
- 3点指定円弧
その他、テキスト挿入、矢印の挿入、 計測したデータのExcelへの書き出しなどの 機能も付属しております。
機能4.計測アシスト機能
計測ポイントをクリックする際に マウスカーソルが指示している点を拡大表示します。またマウスカーソルをエッジに近づけると、自動でフィットする機能も付属。測定者により人的誤差を軽減し、正確な測定が可能となります。
機能5.画像連結機能(タイリング機能)
デジタルマイクロスコープの一視野の観察範囲では収まりきらない対象物に対して、 画面を分割して撮影しそれらの画像を貼り合わせることで広視野高解像度の画像を生成する画像連結機能(タイリング機能)が付属しています。 顕微鏡などの拡大画像を利用する際に、精度を保ったまま広範囲の観察や解析を行うことができます。
- 縦横(枚数に制限なし)に複数撮影した画像を連結し、連結画像の生成が可能。
- のりしろ部から高速パターン認識処理でむらなく画像生成。
- 画像上の任意の位置をクリックして、パターンマッチング位置指定可能。
- 画像の継ぎ目をなくす自動補間機能。
【画像連結 参考画像1】
【画像連結 参考画像2】
【画像連結 参考画像3】
機能6.フィルタ処理
レンズにより発生する収差を修正する機能、画像エッジの強調・画像ノイズの除去など、さまざまなフィルタを駆使し、解析に効果的な画像を作成するフィルタ処理の機能も付属しています。
マイクロスコープで撮影した画像(左)と、エッジ強調機能の画像処理を行った画像(右)の比較画像
実体顕微鏡で撮影した画像を焦点合成したい方におすすめ!
実体顕微鏡で撮影した複数の画像を焦点合成するのはとても困難です。
実体顕微鏡の対物レンズは若干内側を向いています。
そのため、ピント調整をするために粗動アングル(上下ハンドル)で
ピント調整をすると単純に対物レンズが上下するだけでなく、
光軸の傾きによるズレが起こります。
しかしこのWinROOF 2023 Liteでは「位置自動補正機能」がついているため、
実体顕微鏡の特性を生かしたより立体感のある観察及び画像撮影、
焦点合成(フォーカス合成)が可能になります。
実体顕微鏡で撮影した画像を
Win Roof 2023 Liteを使って焦点合成した画像
実体顕微鏡で撮影した画像を
他の焦点合成ソフトで合成した画像
・主な違いを表にまとめてあります。必要な機能に合わせてお選びください
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MFShip
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MFShip(※機能制限版)
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2点間距離 |
○ |
○ |
○ |
○ |
多機能計測 |
○ |
○ |
○ |
× |
エッジ自動フィット機能 |
○ |
○ |
○ |
× |
フォーカス合成機能 |
○ |
○ |
○ |
× |
ハレーション除去機能 |
○ |
○ |
○ |
× |
HDR合成機能 |
○ |
○ |
○ |
× |
画像連結機能 |
○ |
○ |
○ |
× |
Excel 出力 |
○ |
○ |
○ |
○ |
画像データの
サムネイル表示 |
○ |
○ |
○ |
○ |
画面表示倍率変更 |
○ |
○ |
○ |
× |
クロスライン表示 |
○ |
○ |
○ |
○ |
格子目盛表示 |
○ |
○ |
○ |
○ |
図形間計測 |
○ |
○ |
× |
× |
粒子計測 |
× |
○ |
× |
× |
統計処理 |
× |
○ |
× |
× |
フィルタ処理 |
× |
○ |
× |
× |
自動処理ツール |
× |
○ |
× |
× |
対応OS |
Windows 10、11(64bit) |