サーモグラフィーで測ったら体温が40℃?
サーモグラフィ・サーマルカメラの需要は増え続けています。
入場する際にサーモグラフィで検温を行う施設も増えております。
日光を浴びて歩いてきた直後にサーモグラフィで検温し、
40℃と計測されたという話もあるようです。
サーモグラフィは赤外線を利用して、非接触で体表面温度(皮膚温度)が測れる機械です。
体表面温度(皮膚温度)は体温とは違います。
サーモグラフィー・サーマルカメラは体表面温度(皮膚温度)を測定するもの
体表面温度(皮膚温度)は体温とは違います。
皮膚温度は、人体の皮膚表面の温度(体表面温度)です。
体温とは体内温度のことです。
皮膚温度が上がる要因
皮膚温度が上がる要因として次のようなものがあげられます。
マスク
マスクに覆われた顔は、呼吸で体内温度程度まで顔の皮膚温度が上昇します。
運動
気温の高いなかで歩行したり、屋内であっても運動直後は体温が上昇して、皮膚温度も上昇します。
また運動にともない汗をかきます。たくさん汗をかくと皮膚温度が下がります。
環境の温度
気温の高い場所や屋外では直射日光などにより皮膚温度が上昇します。
季節・気候変化
夏場は気温が体温を超える日があります。気温の上昇に伴い体温も上昇し皮膚温度も上昇します。
ではどう対策すればいい?
サーモグラフィによる皮膚温度の検温で高いと判定された場合も
体温計ではかり直せば良いのです。
この場合の体温計は医療機器認可を受けたものを使用してください。
(医療機器無認可の体温計と称した非接触型温度計の使用は不確実さを招きますので避けてください)