●色素増感太陽電池の作成方法
1. 酸化チタン(TiO2)が粉末の場合は溶媒としてポリエチレングリコールに溶かし、ペースト状にします。
元からペースト状態である、酸化チタンペーストでも販売されています。
ともに理化学機器商社様や試薬販売業者様などにて入手できます。
2.導電性ガラス表面に酸化チタンペーストを塗布し、スピンコーターを用いて膜厚を出来るだけ均一にします。
3. 自然乾燥させます。
4. 炉内で約400℃で焼結します。
5. 酸化チタン膜コーティングが出来ました。
6. 色素として、「ヨウ素」を用意します。試薬販売業者様にて入手できます。
または教材などではハイビスカスの赤い花びらなどを湯せんして色素を抽出します。
ハイビスカスは理化学機器業者様、理化学教材業者様などで乾燥状態でも販売されています。
7. 5.の酸化チタン膜がコーティングされた導電性ガラス板を色素溶液に浸して、酸化チタン膜に色素を吸着させます。
8. 対極ガラスは表面に炭素(カーボン)を塗ります。身近には4B程度の濃い鉛筆で塗りつぶして導電面を作ります。
9. 鉛筆を塗った導電面に「ヨウ素」を数滴垂らし、対極ができました。
10. 7と9のガラス板を少しずらして貼り合わせると色素増感太陽電池の完成です。
上記は一例です。
色素増感太陽電池の
・起電力の増大
・電流の増大
・電流の最大値と最小値との差(振れ幅)を小さくする
・長期安定性
上記のような性能向上を目指し、下記のような研究がすすんでいます。
・色素溶液の濃度をどう変化させるのか。
・色素は何が優れているのか。
・複数の色素を組み合わせればどうか。
・実用化するためには何をすべきか。
■■製品ページ■■
導電性ガラス ( FTOガラス ) NPV-CFT2-7シリーズ
導電性ガラス ( FTOガラス ) NPV-CFT16-15シリーズ